6月7日 相場情報

《価格提示》

【6月7日:今朝の状況】

※為替(ドル/円)ドル=155円62銭【08:30現在】

※N.Y.ダウ:38,886.17(+78.84)

※銅LMEセツルメント($/t)
 ①午前売:9930.0(+161)
 ②午後売:ー

※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
 ③銅:4.691(+0.0715)
 ④金:2370.3(+16.2)

※WTI 原油先物($/bbl)
 ⑤75.55(+1.48)

※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
 ①ロンドン午前:1600円
 ②ロンドン午後:ー
 ③N.Y. : 1660円

※ニューヨーク為替引値(円)

155.6-155.63(0.5円高-0.5円高)

【6月6日:昨日の状況】

※国内銅建値1570円 (6月5日より-50円)

《価格提示》

※仕入先に対して価格を提示する際に気を付けなければならな
いのが、マーケット(市中)の状況把握です。
※例えば、銅ナゲット:1300円・銅歩留まり:50%・加工賃
の場合、「銅1300円Ⅹ 歩留まり50% △加工賃50 =600
円」と計算し、雑線を600円で仕入れることが出来れば、利益
を確保できるので、仕入先A社に対しては「600円で荷物を売
ってください」と価格提示します。

※ところがマーケット(市中)では、全く同じもの(金属スク
ラップで全く同じものは存在しないのですが、ここではほぼ同
等の品質のものがあると想定)が、630円で取引されていると
します。
※弊社が、仕入先A社に対して、600円で荷物を売ってくださ
いと言ったところで、A社は630円で売れる別の会社に荷物を
売ることになります。

※さて今日問題にしたいのはここからです。
※A社から荷物が買えなかったことは仕方がありません。市中
の荷物を、必ずしも全て買うことが出来るわけではないので。
※但し、マーケットの情報:世の中では630円で取引されてい
る事実を「知らない」ことは仕方ないでは許されません。
※つまりA社に価格を提出する際、世の中では630円で取引さ
れているけど、弊社は600円で買いたいと言うべきで、場合に
よっては610円まで、620円まで頑張りますと言うべきなので
す。


※なぜならば、ただ単に安い価格を提示し続けた場合、以後A
社は、弊社に声すらかけてくれなくなるからです。 仕入先へ
の営業時、価格提示するのであれば、この点をよくよく考える
べきです。

※客先(仕入先A社に)に対して罪が重い順に並べると、
(1)市中の価格を知らないこと。
(2)市中の価格を知っていて、買値希望価格が安いこと。
(3)買値希望価格が高いこと。

※雑線(ヤード持込):【6月6日現在】
【1】ワイヤーハーネス:600円前後
【2】雑線エフケーブル(VVF):580円前後
【3】雑線・一般(42ー43%):510円前後
【4】雑線B :390-420円
【5】家電線:付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:大口=約10トン】

以上